鰯雲と秋 五感で感じる・・考える

お客様との打ち合わせの帰り見上げると空いっぱいに鰯雲

ようやく秋らしい空と気温を感じてほっとしたのですが。

鰯雲のように「目で見てわかる秋」のほか・・落ち葉を拾って感じる秋というのもあります。五感で感じるわかりやすさは楽しさにもつながります。

でも仕事中にこの五感はうまく使えているか?と言われるとときどき○ときどき△・・です。

空全体をみるように状況や相手の全体像を見ているだろうか?

落ち葉を拾うように細やかに問題に取り組めているだろうか?

真報連相ではコミュニケーションの深さが必要と言っていますが目で観て声を聴いて全体像を掴む・・こうなるとコミュニケーションを超えて課題発見力とか洞察力の域でしょうか。

でも管理職たるもの職場では常に感じ、考えねばならないのですね。

日々精進であります。

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理解と納得の違い

先日父が心筋梗塞で入院しました。82歳なのでいつ何があってもおかしくないのでしょうけれど・・

で、お医者さんから病状の説明と治療の方針・方法について説明をされたときのこと。

若手のイケメン先生(イケメンは関係ないけど)が時間をとってくださり、じっくり&出来るだけ専門用語を使わないで&時には図解しながら&熱心に・・という説明でした。(レクチャーの見本みたいでした)

「ふむふむなるほど。」と、とてもわかりやすくて十分に理解したつもりでした。途中、私からの(きっと的外れな)素人くさい質問にも丁寧にお答えいただきました。

私としては「そうか。こういう症状か。次に気を付けるべきは・・」とその時には時間軸にも思いをはせながら「もう聞いておくことはない」と思って終了しました。

でも・・・・!!!

病院からの帰路、その説明をツラツラと思い返してみると・・「あれ・ここはどうなっているんだろう?」「こういう場合はどうしたらいいんだろう?」と疑問がムクムクと湧き上がってくるのです。そうなるともう次の治療は不安が付きまといます。

そう・・完全なる納得なんていうのは無いのかもしれません。

どんなに相手の状況を考えて&丁寧に説明したとしても、そして本人がその場では理解した(つもりになっていた)としても。本人がその問題について真剣に取り組めば取り組むほど疑問や質問は出てきて当然なのですね。

「理解する」と「納得する」は違うものですね。
「肚落ちする」ところまでいって初めて不安も余念もなく次のアクションがとれるものなのでしょうね。

むむむ。。自戒いっぱい。

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3日坊主脱出

学び始めた選択理論ではありますが・・・なかなか実践するのは難しい。

「プロ野球選手」を夢みる息子なので「野球(だけは)頑張ってる」と胸を張って言えるようにしたいなあ・・・と、毎日の素振りは推奨しておりますが・・・

でも実際には

「ねむい」⇒ 「早よおきなさい」

「時間ない」⇒「遊ぶ時間はあるのに?」

「しんどい」⇒「早く寝ないから・・」

と、バトルし、3日坊主になってしまう日々です。

もう口でガミガミ言うのが辛いし、せっかく「選択理論」を齧ったのでちょっと言い方を変えてみました。

「次の○大会の一回戦、勝ちたいよね~?ヒットいっぱい打ったら勝てるかなあ?」

そう言うと

「そら、僕がヒット打ったらみんな続いてくれること多いもんな」

「そっか~君がキーマンなんやな?それやったら何する?」

「素振り頑張る」「でもなかなか続けへんやん。どうしたら続くと思う?」

「早く起きる」「そのためには?」

「早く寝る」「そうやなあ。じゃあ○時までにちゃんと寝たら6時に起こしてあげるよ」

というやり取りのなかで現在も早朝の素振り練習は続いています。

子ども(部下)が「どうなりたいか?(願望)」を共有すると自然に親(や上司)は「どう支援するのか?」が見えてきました。

支援の形を明確にすると、子(や部下)も「もともと頑張りたい」気持ちをとても素直にあらわしてくれたのです。

むむむ。今のところ良い感じ。

まだまだ山あり谷ありでしょうけれど。

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「選択理論」というものに出会いました

先日「クオリティマネジメントセミナー」というセミナーに行きました。

「上質のマネジメント」を理論だててわかりやすくご紹介いただきました。

これまでコーチングやアサーションというものに触れ、「なるほど」と思う一方で「うーん何か物足りないなあ」という思いが残りました。

いやコーチングやアサーションそのものは良いんです。考え方もとても納得できるし、実践できれば絶対に良い。

でも・・・何がピンと来ないかというと結局はやり取りのノウハウに終始してしまう。(ような気がしてしまうのです)

だから「職場で展開するためには実践する現場のご本人の心がけ次第」ということになってしまい、従業員数が多い企業様にはアプローチに限界がある、ということなのです。

時間の限られた集合研修では「コーチングとは」という紹介と多少のロープレにとどまってしまうことが多いので実践していただくのは「本人の心がけ次第」になってしまうのです。

これを解消するにはパーソナルコーチを付けるとなりますが・・50人や100人の管理者のみなさんにつけるわけにはいかない。

そうしてモヤモヤとしていたところに「選択理論」です。

まだまだ勉強しなければなりませんが・・光が差し込んだ気分です。

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真報連相のトレーナー養成講座やります

【お知らせ】

研修講師の「ファシリテーション」スキルの養成です。

「真報連相」のコンテンツを使いながら勉強します。

今回の企画はトレーナー歴25年の田中貴美代さんと企画しました。

★研修講師はもとより経営者・管理者の方々が、もっと「伝える」「メンバー主体で考える」ことが出来るように!

★真報連相の「コンテンツ」にさらなる「プロセス」スキルが加わったら成果が出る!

この二つをメインに「デモンストレーションあり」「解説あり」「トレーニング」あり・・の熱いプログラムです。

日時:2013年7月3日(水)と2013年8月6日(火)の2回(同じプログラム)
    9:30~17:00

場所:大阪ドーンセンターにて

参加費:55000円(1日)

お問い合わせはmasuda@career-mgt.jp 

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笑声でのアポ

社会人を何年やっていても、初対面の人に、メールでアポイントをとるのはかなり気を遣う。

「どう言ったら(書いたら)失礼がないのかな」「でも会う前にラポール出来ていたら良いよな」「親しみを込めたいよなあ」 などなど・・と思いめぐらしてしまう。

だから、あまり迷ってしまうようなら電話が良い。 

「笑声」で。

目には見えねど、にこやかな笑顔を想像するような声を出してみる。(年齢もわからないしね。)

最近はメールが多くて・・面接のアポイントも何もかもすべてメール。

事務的で何の面白味もない。その点電話なら・・!

この寒い中、学生さんが町中でスマホに向かう姿はなんだか見ていて辛くなる。

説明会に遅れそうでも、道に迷っても、画面ばっかり覗きこんでいる。

顔をあげて近くにいる人に聞いてみたらいいのに。

電話して人事の人に悪びれずに聞いたらいいのに。

そして笑声で元気よく言ってみたらいい。「よろしくお願いします!」って。

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40代の悩み

ドラマ「セカンドバージン」がちょっと気になる。

脚本大石静さんっていうのがそもそも女心・・というか女のアンテナををピクっとさせる。彼女の生き方からも出てくるの「セリフ」はセリフというより心の声と言うべきか。40代の悩みを見事に(気づいていない部分まで!)表現してくれている。

細部は違っているけどこんなフレーズがあったはず。

「何の理由もないのに自信満々の若い子に40代のキャリアを積んできた人が遠慮して生きている」

「若い女の子よりも経験を重ねてきている大人のほうが魅力的だと思ってきたのに、
ものすごく自信を失ってしまう」

そう。(私も含めて)40代が立ち止まってしまっている(感覚になる)のがいかにも悔しい。
主婦をしていても仕事をしていても30代40代と日々必死で生きているならそれがひとつのキャリアになっている。
それがたとえ姑とのやり取りでも旦那との喧嘩でも上司との折り合いでも客先での交渉でも、人と人との関係性の中で何かストレスになり、何か乗り越えてどこかが強くなっていければ・・・
無駄な経験なんてひとつもないはず!!と、自信をもって言い返したい。

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嗚呼・・三面等価の原則

マネジメント研修でよく「職務」と「権限」と「責任」は同じ大きさなので三面等価の原則っていうんですよ~と言っている。

でもこれはやっぱり違うのが現実でここがうまくいかないからきっと組織のストレスは大きくなってくるのだ・・ということがよ~くわかる。

ボスなる人が「権限」を振りかざして他者を入れない。意見も聞かない・・という状態。職務<<<権限という状態が続いていると・・

周囲は権限に相応した職務が果たされ、責任をとってくれることを期待してしまう。でも実際には職務<<<権限という状況なので物事は進まない。そして権限=責任の期待にも応えられずに果たせない責任は誰かに被せられたりする。

ここでよくあるのは職務権限規定集なんてものを作ってしまう会社が多いのだが・・実際には日々変化している組織や状況のなかでは規定集は役に立たない。

やっぱりここでも最初のコミュニケーションが必要なのだが・・・周囲からの期待値調整・職務としてのゴール設定etc.

もっと手っ取り早くその人は「聞く」「訊く」「聴く」ことが出来ればこの周囲からの期待値やゴール設定にずれは生じないのだが。。

コミュニケーションの重要性はわかっているつもりでも・・組織や人間はうまくいかないものなのだとつくづく思ってしまうのだ。

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50代の働き方

そういえば来月は誕生日。4回目の年女としては50代のことを考えざるをえない今日この頃。

確かに30代40代と比べて格段に体力は落ちている。当然このままだと体力カーブは落ちる一方だ。気力もそれに伴って落ちてくるものなのだろう。

私生活としては子供が大きくなってきて動き易くはなるけど、その分心配も増えてくるだろう。でもきっと何よりキーになるのは「介護」。今は両親とも元気だけどこのままじゃないだろうし・・・。

と、「やれない」「動けない」ことの一般的理由は山のように出てくる。それこそ次から次へと。 
あー!いやだいやだ。この思考回路を断ち切らなければ!・・と思ったところでいつも思考はストップする。

もうちょっと考えてみる。

あと12年~15年くらいは働ける時間はとりあえず「在る」。時間だけ見るとちゃんと「在る」。

同じ時間間隔でいうと22歳から37歳までの期間と同じだけある。(ああ、このときの変化は凄まじかった!)

あと、在るものでいうと・・これまでの仕事の蓄積?実績?(でもこれは実は変なプライドになって邪魔になっているのかもしれない。)

素の自分でいうと年齢を重ねたことで、もうちょっと強みになったものがあるかもしれない。
ここがもう少し整理できたら50代の「自分の」働き方のヒントになるのだろうか。

さらに在るものと無くなったもの・・選ばなくなったもの・・というべきか。
自分の中の優先順位が違ってきている。「ライフバリューカード」で選んだものー30代のときの自分の優先順位とまったく違っていることに気づく。今この歳になって選ばなくなったカードは確かにあるのだ。

そしてさらに在るものとしては・・・ちょっと自己観照している自分。幸之助さんの本に教えていただいたこの言葉は確かにずっと私の中に存在している。

50代という事実に立ち向かっていくときには、過去の実績より「素の自分の強み」と自分の「今の優先順位」を整理していくこと・・・そして人と比べないで自分を客観的に見れるかどうか・・・こんなことが出発点になるような気がするのだが。

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職場の苦手さんと同志さん

他愛のない会話でもカウンセリング場面でも職場の苦手な同僚のお話は良く出てくる。
同僚はまだしも上司だったりするときはちょっと厳しくて、仕事がいやになったり会社に行くのがつらくなったり・・・ということもある。

ため息が多くなるこの人間関係。でも会社でも地域社会でもそれこそ嫁姑でも人が複数いれば何かしら難しかったり、助けられたり。

私もこんな立場だけど人間関係は苦手。。苦手と認識するまで時間がかかっていたところが能天気なだけで、実は苦手。。である。

苦手な私の処方箋はユングのMBTI型。自分のタイプは紛れも無く「ENFP」である。

E(外向)N(直感)F(感情)P(受容)に対し、シャドウと言われるのはI(内向)S(感覚)T(合理)J(計画)

同じタイプの人とお会いするとシンパシー感じることが多くて「楽」であるけど、シャドウの人と話すと「ちょっと気を使っている」と感じる回数が多い。

職場だとそれが重なってあちこちぶつかるようになることも多いもので、そうなると「ちょっと苦手だな」と感じてしまうこともある。
でも以外やこの苦手さんは職場では特に自分の仕事をする上で欠かせない存在だったりする。

私のN(直感)で発想力はいいけど具体的に考えていない企画に対し、S(感覚)の人は必ず、「で、具体的にはどうするんですか?」と質問してくれる。そこで「あ、それは・・」と考えていくことが出来る。

また・・「相手の状況がこうだから」とF(感情)で判断してしまう私に「職場全体のルールを考えてください」とT(合理)の人が諌めてくれる。

目標を同じくするときには、シャドウはいつも自分の至らなさをカバーしてくれる同志さんになってくれるのである。

苦手さんが見つかってしまったらちょっぴり分析してみると面白い。きっと「同志さん」になってくれるはずだから。

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